なぜ2人のトップは自死を選んだのか
マネジメントについては密林を彷徨っていたら、こちらがお勧めされたのでポチってしまいました。若干、特殊過ぎる例である感じもしますが;;。
北海道、食べ物も美味しいですし、大自然のスケールも魅力的で、大好きな地域です。あえて悪いところを探すとすれば、札幌ドームで勝ち点くれなかった(2017)事ぐらいでしょうか。
そんな(?)地で、交通インフラを担うJR北海道について書かれた本です。タイトルからして重いです。
まず、本書で印象に残った点の一つが、保線業務の重要性です。管理について、ぼんやりとしか考えられませんでしたし、正直「保線業務」という単語を知りませんでした。目から鱗ボロボロでした。
次いで印象に残ったのが、組合問題についてです。自分の職場にも金を喰って役に立たない、桃鉄で言う貧乏神みたいな組合はあります。ただ、本書に書かれた組合は「別組合の人間と話すと恫喝」「結婚式には出席不可」といったとんでもないものでした。キングボンビーですね。
行き過ぎた組合が組織崩壊の一因である、と著者は主張しているように思えました。働きやすい職場を目指す組織が、職場を駄目にしてしまっては本末転倒ですよね。
もちろん、JR北海道が難しい立場に立たされているのは、組合問題だけでは説明できないと思いますし、そこは本でもしっかり説明されていました。
どうか、上手く軟着陸できますように。